fledgling-cae-engineer’s diary

駆け出しCAE技術者のノート

[問題21]軟鋼の応力歪み曲線

問題

軟鋼の引っ張り試験により得られた公称応力−公称歪み曲線について、A〜Dに対応する用語の組み合わせとして適切なものはどれか。

軟鋼の応力歪み曲線
  1. A:限界応力、B:下降伏点、C:上降伏点、D:破断応力
  2. A:上降伏点、B:下降伏点、C:引張強さ、D:破断応力
  3. A:上降伏点、B:下降伏点、C:破断応力、D:引張強さ
  4. A:降伏点、B:降伏棚、C:引張強さ、D:破断応力

 

考え方

軟鋼は、一般的におよそ490N/㎟以下の引っ張り強度の炭素鋼のことを言います。

軟鋼の応力歪み曲線は、図のような形になることが知られています。

降伏点は、上降伏点(図中のA)と下降伏点(図中のB)の2種類があります。単に降伏点と呼ぶ場合は、上降伏点を指します。下降伏点がおおよそ一定になる歪みの範囲は、降伏棚とよばれています。

引張強さは、引張力に対する最大強度ことであって、図中のCに該当します。

 

したがって、正解は2でした。