[問題19]四面体要素と六面体要素
問題
四面体要素と六面体要素の特徴を表す記述のうち、正しいものはどれか。
- 四面体要素は、自動メッシュによる複雑形状のメッシュ生成に向いている。
- 1次四面体要素は、1次六面体要素よりもアワーグラスモードが発生しやすい。
- 六面体要素は、四面体要素よりも自動メッシュ生成が発達している。
- 2次六面体要素は、2次四面体要素よりも精度が低いので好まれない。
考え方
これは実際の解析業務でもよくある問題なので、先輩CAE技術者はみなさんは、経験的に覚えているようでした。
2次元1次四角形と3次元1次六面体要素では、アワーグラスモードが発生しやすい。
本当は六面体要素のメッシュを生成したいが、自動メッシュの機能が限定されており、手動でメッシュを生成せざるを得ない。
設計者が描いたCADに対して四面体要素のメッシュを自動生成すると、メッシュ数が膨大になりがち。なぜなら、多くの場合、精度の良くするためには2次四面体要素は2次六面体要素よりもメッシュを細分化する必要があるからです。
したがって、正解はaでした。