fledgling-cae-engineer’s diary

駆け出しCAE技術者のノート

[問題12]死荷重と活荷重

問題

荷重についての記述のうち、誤りを含むものはどれか。

  • 死荷重は、建築物や構造物に作用する静的な荷重であり、一般的には一定で変化しない。
  • 構造変形は、建築物や構造物が荷重によって生じる変位やひずみのことを指す。
  • 時間によって変化する荷重は活荷重と呼ばれ、人や家具、車両などの移動によって生じる。
  • 死荷重による影響は無視できるため、建築物の強度は活荷重に基づいて計算される。

 

考え方

死荷重と活荷重の基本を問う問題です。死荷重は、建築物や構造物に作用する静的な荷重を指すのに対し、活荷重は時間によって変化する荷重をいうことを覚えておけば十分でしょう。

 

a:正しい。構造変形は、建築物や構造物が荷重で、主に建築物の自重や設備の重量などによって発生します。これらの荷重は一定で変化しないことが一般的です。

b:正しい。構造変形は、建築物や構造物が荷重によって生じる変位やひずみのことを指します。これには、死荷重と活荷重による変形が含まれます。

c:正しい。時間によって変化する荷重は活荷重と呼ばれます。これには、人の移動や家具の移動、車両の通行によって生じる変動荷重が含まれます。

d:間違い。死荷重による影響は無視できないため、建築物の強度は死荷重と活荷重の両方に基づいて計算されます。死荷重は、構造物に恒常的に作用するため、設計時に適切に考慮することが重要です。

 

したがって、正解はdでした。