fledgling-cae-engineer’s diary

駆け出しCAE技術者のノート

[問題14]構造解析における境界条件

問題

構造解析における境界条件に関する記述の中で、最も適切なものかどれか。

  • ディリクレ境界条件は、構造物の境界上で変位が規定値になることを指定する。
  • ノイマン境界条件は、構造物の境界上で応力が規定値になることを指定する。
  • ロビン境界条件は、構造物の境界上で応力と変位の線形結合が規定値になることを指定する。
  • ディリクレ境界条件は第二種境界条件とも呼ばれている。

 

考え方

ディリクレ境界条件は境界上である変数の値が固定値になるという条件を指定するのに対し、ノイマン境界条件は境界上である変数の導関数が固定値になるという条件を指定する。

a:正しい。

b:誤り。ノイマン境界条件は、境界上である変数の導関数が規定値になるという条件を指定します。構造解析においては、境界上で応力の法線成分が規定値になる場合に用いられる。

c:誤り。ロビン境界条件は、ある変数とその導関数の線形結合が規定値になるという条件を指定します。構造解析でロビン境界条件を扱うことは、まれです。

d:誤り。ディリクレ境界条件は第一種境界条件とも呼ばれています。第二種境界条件ノイマン境界条件を指します。

 

したがって、正解はaでした。